投稿日:2026.02.14 最終更新日:2026.02.25
「タダで回収」のあとに待っている、ちょっと怖い話。

街中をゆっくり走っている軽トラック。「ご家庭で不要になったテレビ、冷蔵庫、パソコン……無料で回収します」というアナウンス、聞いたことありますよね?
「行政の粗大ごみに出すのは手続きが面倒だし、タダならラッキー!」
そう思ってお願いしてしまう気持ち、すごくわかります。
でも、「タダより高いものはない」という言葉通り、この無料回収には大きな落とし穴があるんです。今日は、知らないと損をする(というか、危険な!)裏側についてお話しします。
1. なぜ「無料」でやっていけるの?
業者さんもボランティアではありません。ガソリン代も人件費もかかるのに、なぜタダで持っていってくれるのでしょうか?
実は、回収した家電の中には「お宝」が眠っているからです。
コードなどの「銅線」や、機械の中に入っている「レアメタル(希少な金属)」などです。これらは売るとお金になります。
でも、問題はここからです。
2. いらない部分は「山にポイ」!?
家電製品は、金属だけでできているわけではありません。周りのプラスチックのカバーや、ガラス、断熱材など、お金にならない部分がたくさんあります。
本来、これらを正しく処分するにはお金がかかります。
でも、無料回収業者は「利益」を出さないといけませんよね?
そこで何が起きるかというと……
高く売れる金属部品だけを引っこ抜いて、残ったプラスチックやガラスの残骸は、人目のつかない山の中や空き地にこっそり捨ててしまう(不法投棄)ということが、実際によく起きているんです。

3. 「古物商の許可があります!」に騙されないで
チラシに「古物商の許可を持っています」と書いてあると、なんとなく安心していませんか?
実はこれ、「ゴミ回収」にはまったく意味のない許可なんです。
✓ゴミの回収 = 「市町村の特別な許可が必要」
壊れて動かないテレビや冷蔵庫は「ゴミ」です。いくら古物商を持っていても、ゴミを運んだ時点でルール違反。
「うちは許可があるから大丈夫」という言葉は、実は通用しないんです。
4. 特に「家電4品目」は特別な許可が必要です!
中でも特に注意が必要なのが、以下の「家電4品目」です。
これらは「家電リサイクル法」という法律で、捨て方が厳しく決められています。
処分するには「自治体・許可業者に依頼」「指定引取場所へ持ち込む」「家電小売店に引取を依頼する」といった方法で処分業者へ引き渡すしかありません。
「家電を無料回収」と言われたらまず間違いなく違法業者だと考えて間違いはないでしょう。
「なんでも持っていきます」という甘い言葉には、こうした法律違反のリスクが隠れていることを忘れないでください。
5. あなたが「犯人扱い」されるかも……?
「業者が勝手に捨てたんでしょ? 私には関係ないわ」
そう思いたいところですが、法律はそう甘くありません。
もし、山に捨てられた冷蔵庫から「あなたの個人情報」や「販売店のシール」が見つかったらどうなるでしょう?
警察は、元の持ち主であるあなたに連絡します。
「私はただ無料で引き取ってもらっただけです!」と言っても、違法な業者に渡してしまった時点で、「あなたも不法投棄に関わった」とみなされ、厳しい罰則を受ける可能性があるんです。
数百円〜数千円の処分代をケチったばかりに、警察のお世話になるなんて、怖すぎませんか?
6. 処分に困ったら、金田商会へお持ち込みください
トラブルに巻き込まれないためには、正しいルートで処分することが大切です。
もし、家電4品目以外で、ご家庭や会社で「どう捨てていいかわからない」という不用品があれば、ぜひ金田商会へお問い合わせください。
7. 正しい捨て方は意外とシンプル
トラブルに巻き込まれないための方法はたった一つ。
「自治体のルールに従って捨てる」こと。
✓家電量販店で引き取ってもらう
✓自治体の許認可を持つ事業所に持ち込む
少しお金と手間はかかりますが、それは「安全と安心を買うためのコスト」です。
もし、近所で「無料回収!」と叫んでいるトラックを見かけても、そっとスルーするのが一番の自衛策ですよ。